03-1:これだけ見ればOK!中古ドメインを選ぶポイントとは?
こんにちは、須賀ともひろです。
本記事では中古ドメインを選定する際、見るべきポイントをお伝えしていきます。
中古ドメインの選定と聞くと、
・どこを見て良いのかわからない
・DR(ドメインレイティング)だとかRR(ラッコランク)だとか訳のわからん英数字や単語ばかりで混乱する
・初心者は中古ドメインを扱うべきではないよね?
などなど、難しいイメージをお持ちの方が多いのではないでしょうか?
はい、その通りです。
中古ドメインの選定ポイントはネット上を見ても、それぞれ違う意見を言っている方が多いですし、見るべきポイントだけでも膨大にありすぎます。
なので、僕が中古ドメインを選定する際は、「俺はこれとこれとこれを見る!」と自分で選定条件を決め、その選定条件を基づいて選定するようにしています。
例えば、エイチレフスでDRが30以上のものにする、バックリンクが50以上あるものにする、などの最低限の基準を自分で持って、その条件に当てはまったドメインを取得するイメージです。
とは言っても、はじめて中古ドメインを使用する方であれば、その選定条件を決めることは難しいですよね?
そこで、中古ドメインを100本近く取得、100サイト以上のサイト(ゴミサイトを含む。笑)を運営してきた僕が、「中古ドメイン取得はここだけ見ればOK!」というポイントをお伝えします。
まずは難しいことは考えず、今回お伝えする手法をそのままパックってみましょう!
中古ドメインの取得方法
中古ドメインを取得する方法は主に2つです。
ひとつは中古ドメイン業者からドメインを買う。
もう一つはドロップドメイン(期限が切れて捨てられたドメイン)を自力で取得する方法です。
ちなみに僕はExpired Domains(エキスパイアードドメイン)というサイトから自力で中古ドメインを取得しています。
なぜなら、Expired Domainsで中古ドメインを取得したほうが安くて(費用はドメイン取得代のみ)、強力なドメインを取得出来るからです。
ただ、一度も中古ドメインを取得したことがない場合は、まずは中古ドメイン販売屋さんのようなドメイン業者から購入したほうが良いかなと思います。
中古ドメイン販賣屋さんから購入したドメインであれば、仮にペナルティーを受けたドメインだった場合は返金保証があり、そこそこ無難なドメインを取得することが可能だからです。
個人的には、まずは5000円前後のドメインから試してみるのが良いかなと思います。
中古ドメインは安いから悪い、高いから良いという訳ではありません。
実際に、5000円で購入したドメインのほうが30000円で購入したドメインより良かったことがあります。
いずれにしても、ブログでより早く稼ぎたいのであれば、新規ドメインではなく中古ドメインでサイト運営することを推奨します。
(自社のHPや公式ブログなど長期的に運営する目的であれば新規ドメインがおすすめ。)
Expired Domainsの登録方法!
Expired Domains(エキスパイアードドメイン)で期限切れの中古ドメインを探す為には、まずExpired Domainsにユーザー登録する必要があります。
①Expired Domainsのトップページ右上の「Sign Up」をクリックします。
②遷移した画面で各項目を入力していきます↓
上から順番に説明しまず。
- Username:エキスパイアードドメインにログインする時に使うユーザー名です。好きなものを入力します。
- Password:ログイン時に使うパスワードで、予測されにくいものを入力します。
- Repeat your Password:もう一度パスワードを入力します。
- E-Mail:メールアドレスを登録します。
- チェックボックス:規約に同意してチェックを入れます。
- Sign Up (Free):①から⑤まで入力したら、クリックしてユーザー登録が終了となります。
Expired Domainsで中古ドメインを選定する前に
今回ご紹介するExpired Domainsを使った中古ドメインの選定・取得方法はエイチレフスというSEOツールを使うことが前提となります。
エイチレフスに関する情報や利用方法につきましては以下の記事で詳しく解説しています。
※エイチレフスのお試し期間は7日間です。無料期間が過ぎると自動課金されますので注意してください。
これでExpired Domainsを使って、中古ドメインを取得する準備が整いました!
Expired Domainsとエイチレフスを使ってドメイン選定
それでは、Expired Domainsから良質かつ強力な中古ドメインを選定・取得するポイントをいくつかご紹介します。
1:TLDは.jp
Expired Domainsには期限切れのドメインが無数に存在します。
その中からひとつひとつドメイン精査するのは正直言って無理です。
なので、先程お伝えしたように、「これとこれ」みたいに選定基準を持つ必要があります。
で、その選定基準の1つ目ですが、「TLDは.jp」です。
TLD(トップレベルドメイン)とはURLの末尾の部分を指します。
例えば、ヤフーであればhttps://www.yahoo.co.jp/、この赤字の箇所がTLDとなります。
ちなみに.jpというTLDは日本国内でしか取得することができません。
つまり、.jpは日本国内で取得されたドメインであり、日本で構築されたサイトです。
日本で構築されたサイトであれば、日本国内から被リンクが獲得されている可能性が高く、中古ドメインとしてサイト構築する場合も相性が良い。
なので、面倒なことは考えず、まずは「.jp」の中から中古ドメインを選定するようにしています。
Expired Domains内で.jpのドメインを表示させるには、右上の「ccTLDs JKL」の部分をクリックします。
2:DR20:UR10以上
気になったドメインがあれば、エイチレフスを使ってドメインパワーを調べてみましょう。
UR、DRは0から100までの数値で表され、数値が高いほどページランクが高いと判断できます。
こちらはヤフーのデータですが、UR=88、DR93と鬼のように強いサイトだということがわかります。
ちなみにURとはURLレーティングで、ページの内部リンクや被リンクの量・質に関する指標です。
DRはドメインレイティングで、サイトの価値を数値化したものです。
このUR、DRはあくまでも指標であり、高ければ絶対に良いという訳ではありません。
ただ、エイチレフスは優れたツールですし、そこで公表している数値なのである程度信頼はできます。
選定の基準としてはUR10以上、DR20以上のドメインを選ぶと良いでしょう。
3:被リンクの数をチェック
Googleが検索順位を決める指標のひとつが被リンク数です。
良い被リンクが多いとGoogleから「読者に有益な記事」と評価してもらえるため、検索上位に表示されやすくなります。
なので、被リンクが多いドメインを取得したほうが検索結果に上位表示されやすくなる傾向があります。
ただし、被リンクの数が多ければ良いという訳ではありません。
被リンクは、「いくつのサイトから被リンクが張られているか」を見る必要があります。
例えば、以下のような2種類の中古ドメインがあったとします。
・20のサイトから1つずつ被リンクされている中古ドメイン
・1つのサイトから20の被リンクを獲得している中古ドメイン
この場合、ドメインとしての価値が高いのは前者です。
なので、中古ドメインを比較する際は、「被リンクの数」だけでなく、「どこのサイトから、いくつの被リンクを獲得しているか」を確認しましょう。
エイチレフスであれば、右側に被リンクの数が表示されます。
有効リンクが最低でも20以上、参照元IPとの数値に乖離がないかを目安としましょう。
4:スパムスコア
Googleから警告やペナルティを受けていないドメインを選ぶことも大切です。
中古ドメインは元サイトの悪い部分を引き継いでしまう特性があるため、購入前にそのサイトが警告やペナルティを受けていないかチェックする必要があります。
そのドメインが警告やペナルティを受けていないかチェックするには、MOZという会社が提供している「Spam Score(スパムスコア)」がおすすめです。
スパムチェックの方法は、まずツール内の検索窓にドメインとURLを入力します。
左メニュー内の「Spam Score」を選択すると、右側に数値が表示されます。
スコアはパーセンテージで表示され、数値が高いほどペナルティが受けている可能性が高いと言えます。
安心して運用するためにも、スコアが1〜40%の中古ドメインを選びましょう。
5:オーガニック検索キーワード
オーガニック検索キーワードとは、ユーザーが自社サイトにアクセスした時に実際に検索された「キーワード」のことを指します。(オーガニックは「自然」という意味があります)
このオーガニックキーワードがあるということは、検索エンジンからアクセスがあるということであり、SEO対策されていたサイトと言えます。
ちょっと僕が取得した中古ドメインを例にしてみてみましょう。
こちらのグラフはエイチレフスの「オーガニック検索」で表示されるグラフです。
オーガニック検索からサイトに流入されていることがわかります。
つまり、しっかりSEO対策されていたサイトだと言えます。
中古ドメインを取得する際は、以前しっかりSEO対策されていたドメインのほうが外れる可能性が低いです。
また、SEO対策されていたサイトパワーもしっかり引き継がれるのも今後のサイト運営に非常に有利に働くと言えます。
6:Waybackで確認してドメイン取得
ドメインのドメイン指標を確認したらWAY BACK MACHINEでドメイン履歴を確認しましょう。
WAY BACK MACHINEとは、「過去にどんなサイトだったのか?」を無料で確認することができるアメリカ発のサイトです。
操作性も非常に簡単で、過去にどんなページがあったのか?なども確認することができます。
使い方は非常に簡単!
まず、WAY BACK MACHINEにアクセスし、検索窓に調べたいサイトURLを入力。
検索窓に入れたら、エンターを押して調査していきます。
カレンダーに青丸が出ている箇所にカーソルを合わせ、出てきた時刻をチェックすると、以前のサイトのトップページが表示されます。
もし、表示されたサイトがアダルトサイトだったり、しょぼいアフィリエイトサイトだった場合は取得しないほうが無難です。
まとめ
以上、中古ドメインの取得方法や取得する際のポイントをお伝えしました。
今回ご紹介したExpired Domainsを活用すれば、僕や僕のコンサルメンバーと同じように、強力なドメインをほぼタダで取得し、初期段階から成果が出るようなブログ構築することも可能です。
もし、Expired Domainsを使うのが難しいと感じたのであれば、中古ドメイン販売屋さんで数千円くらいのドメインからチャレンジしてみるのもいいでしょう。
ただ、中古ドメインを使えば100%うまくいくのかというとそうではありません。
僕もそうですし、相当SEOに長けている方でも100%当たりを引くのは難しいです。
なので、まずはやってみて、その後の状況を判断したほうが良いです。
中古ドメインで10記事くらい投稿し、全くインデックスされないようであれば、見切りをつけて別の中古ドメインに載せ替えるものありです。
逆に言えば、仮にハズレドメインだったとしても、載せ替えすることを考えれば書いた記事は無駄にはなりません。
誰しも失敗ゼロで成功することなんてありえません。
ぜひ、失敗を恐れずチャレンジしてみてください!