【初心者OK】Pretty Links 使い方｜設定方法とクリック計測でサイト改善！

「アフィリエイトリンクが長くて見栄えが悪い…」

「SNSでシェアするURL、もっと短くスマートにしたい」

「自分のサイトのどのリンクが、どれくらいクリックされているのか全然わからない…」

WordPressサイトを運営しているあなたなら、一度はこんな悩みを抱えたことがあるのではないでしょうか？

見栄えの悪いURLや、どこの誰が作ったかわからない短縮URLは、読者に怪しまれてクリック率を下げる原因になりかねません。

さらに、どのリンクがクリックされているか把握できなければ、せっかくのコンテンツ改善のチャンスや収益機会を逃している可能性も…。

分析なしの手探り運営では、時間も労力も無駄になってしまいます。

でも、ご安心ください！

その悩み、WordPressプラグイン「Pretty Links」を使えば一気に解決できます。

Pretty Linksを導入すれば、あなたのサイトの独自ドメインを使った、信頼性の高い短縮URLを誰でも簡単に作成可能。

さらに、「いつ」「どのページの」「どのリンクが」「何回」クリックされたかを詳細に計測し、サイト改善に活かせる強力な分析機能も備えています。

この記事では、WordPress初心者の方でも迷わずPretty Linksを導入・設定し、短縮URL作成からクリック計測、そしてそのデータをサイト収益UPやコンテンツ改善に繋げる具体的な方法まで、画像付きで徹底的に解説します。

Pretty Linksとは？ 導入するメリットと主な機能

冒頭で触れたように、Pretty LinksはWordPressサイトに独自ドメインを使ったオリジナルの短縮URLを作成・管理・分析できる非常に便利なプラグインです。

「アフィリエイトリンクを隠したい」「クリック率を計測したい」「長いURLをスッキリさせたい」といった、サイト運営者の様々な要望に応えてくれます。

まずは、Pretty Linksが具体的にどのようなもので、導入することでどんな良いことがあるのかを見ていきましょう。

WordPress上で完結！Pretty Linksの基本機能

Pretty Linksは、WordPressの管理画面から直接操作できるプラグインです。

外部の短縮URLサービスに登録したり、別のツールを開いたりする必要はありません。

あなたのWordPressサイト内で、以下のような機能を実現します。

• 独自ドメイン短縮URL作成: https://yourdomain.com/link のような、あなたのサイトドメインを含んだ短縮URLを自由に作成できます。
• リダイレクト設定: 作成した短縮URLから、指定した本来のURL（アフィリエイトリンクや外部サイトなど）へ自動的に転送（リダイレクト）させます。リダイレクトの種類（301/307）も選択可能です。
• クリック計測・分析: 作成した短縮URLが「いつ」「どこから（どのページ、どの参照元）」「何回」クリックされたかを詳細に記録・分析できます。

これらの機能により、単にURLを短くするだけでなく、リンクに関する様々な管理や分析作業を効率化できるのがPretty Linksの大きな特徴です。

なぜ使うべき？Pretty Linksを導入する5つのメリット

では、Pretty Linksを導入すると、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか？主なものを5つご紹介します。

1. サイトの信頼性・ブランドイメージ向上: Bitlyなどの一般的な短縮URLは便利ですが、「どこの誰が作ったリンクか分からない」という不安感を与えることも。Pretty Linksなら、yourdomain.com/go/product のように自分のサイトドメインが入ったURLを作成できるため、ユーザーに安心感を与え、クリック率の向上が期待できます。サイト全体の信頼性や専門性のイメージアップにも繋がります。

2. アフィリエイトリンクの管理・隠蔽（クローキング）: 長く複雑なアフィリエイトリンクも、yourdomain.com/recommend/item-a のような分かりやすいURLに変換できます。これにより、見た目がスッキリするだけでなく、どのアフィリエイトリンクなのか管理しやすくなります。また、直接的なアフィリエイトリンクを隠す「リンククローキング」としても機能します。（※ただし、ASPによってはリンクの改変を禁止している場合があるため、必ず利用規約を確認しましょう。）

3. 高精度なクリック分析でサイト改善を加速: 「どの記事のリンクが一番クリックされているか？」「SNSからの流入はどれくらい効果があったか？」といった疑問に、Pretty Linksのクリック計測機能が答えてくれます。クリック数だけでなく、日時、IPアドレス、参照元URL（リファラ）などの詳細なデータが手に入るため、効果的なコンテンツや誘導経路を特定し、サイト改善やマーケティング戦略の精度を高めることができます。

4. WordPress内でリンクを一元管理できる手軽さ: サイト内で使用している重要な外部リンク（アフィリエイトリンク、自社サービスの案内、よく参照する外部サイトなど）をPretty Linksで作成・管理すれば、WordPressの管理画面だけでリンク情報を一元管理できます。リンク先URLの変更が必要になった場合も、Pretty Linksの設定を1箇所変更するだけで、その短縮URLを使っている全てのページのリンク先を一括で更新できるため、修正漏れを防ぎ、メンテナンスの手間を大幅に削減できます。

5. 設定の柔軟性と拡張性: リダイレクトの種類（永続的な301、一時的な307）を選択できたり、リンクにnofollow属性やsponsored属性を自動で付与したりと、SEOにも配慮した細やかな設定が可能です。また、リンクをグループ分けして管理したり、有料版（Pro）にアップグレードすれば、さらに高度なリダイレクトルール（地域別、デバイス別など）やA/Bテスト機能なども利用できるようになります。

他の短縮URLサービスやプラグインとの違い・利用上の注意点

Pretty Linksは非常に便利ですが、他の選択肢と比較した場合のメリット・デメリットや、利用する上での注意点も理解しておきましょう。

• Bitlyなどの外部短縮URLサービスとの比較:

  • Pretty Linksの強み: 独自ドメイン利用（無料版から可能）、WordPress内でのシームレスな管理、サーバーログに基づいたより正確なクリック計測（の場合がある）。
  • 外部サービスの強み: WordPress不要、サーバー負荷が全くない、多機能な分析ダッシュボード（特に有料版）。
  • 使い分け: WordPressサイトがメインならPretty Links、サイト外（SNS単独、メールなど）での利用が主なら外部サービス、という使い分けや併用も考えられます。

• 他のWordPressリンク管理プラグインとの比較:

  • ThirstyAffiliates: アフィリエイトリンク管理に特化しており、キーワードへの自動リンク挿入など、アフィリエイター向けの機能が豊富です。Pretty Linksよりもアフィリエイト管理に重点を置きたい場合に検討の価値があります。
  • Redirection: サイト全体のリダイレクト管理（URL変更、404エラー対策など）に強いプラグインです。個別のリンク作成・計測よりも、サイト構造に関わるリダイレクト設定が主目的であればこちらが適しています。
  • Pretty Linksは、短縮URL作成、クリック計測、基本的なリンク管理のバランスが良いプラグインと言えるでしょう。

• 利用上の注意点:

  • サーバー負荷: 通常のサイト運営であれば問題になることは稀ですが、極端にアクセスが多いサイトや、非常に多くの短縮URLを生成・管理する場合は、サーバーリソースをわずかに消費します。
  • 設定の理解: 301/307リダイレクトの違いや、nofollow属性の意味など、基本的なウェブの知識があると、より効果的に活用できます。
  • アフィリエイト規約の遵守: 前述の通り、アフィリエイトリンクを短縮・改変する際は、必ず利用しているASP（アフィリエイト・サービス・プロバイダ）の規約を確認し、ルール違反にならないように注意しましょう。

これらのメリットや特徴、注意点を理解した上で、あなたのサイト運営にPretty Linksが適しているか判断してみてください。

多くの場合、WordPressサイト運営者にとって強力な味方となってくれるはずです。

Pretty Linkインストールと設定方法

まずは、ダッシュボード⇒プラグイン⇒新規追加⇒検索窓に「Pretty Link」を検索。

インストールして有効化をクリック。

はい。簡単にプラグインをインストール致しました。

Pretty Linkの設定方法

Pretty LinkをインストールするとダッシュボードにPretty Linkと表示されます。

Redirection Type:
301と307があります。通常は307を選択してください。
Target URL:短縮したいURLを入力します。
Pretty Link:実際の短縮URLです。任意で作成することも可能です。
Title:管理用の名前ですので、好きな名前を入力してください。
Group:グループを作成している場合に利用出来ます。
Parameter Forwarding:通常はチェックしなくて良いです。
SEO Options:
nofollow：アフィリリンクなどで短縮URLを作るときに有効です。
Tracking Options：クリック解析を行う場合は、チェックしてください。

Pretty Linkを設定する時の注意点

Pretty Linkはパ－マリンクがデフォルトの状態ですと使用する事が出来ません。

パーマリンクの設定方法につきましてはコチラの記事を参考にして下さい。

DOWELL！須賀ともひろofficial blog

パーマリンクとは？seoに効果がある３つの設定方法と実際のサイトデータ

どうもこんにちは、ブログとメルマガで家族の笑顔を取り戻した専業アフィリエイター兼ウェブマーケッターの須賀です。 今回はワ…

クリック解析機能

クリック数を調べたい場合はhitsをクリックします。

クリック数やユーザーユニーク数をグラフで表示してくれます。

Pretty Linksの主要機能紹介：短縮URL作成からクリック分析、Pro版まで

Pretty Linksがなぜ多くのWordPressサイト運営者に選ばれるのか、その理由となる魅力的な主要機能を3つ、さらに無料版と有料版（Pro）の違いについて詳しくご紹介します。

これらの機能を理解することで、Pretty Linksをより効果的に活用できるようになるでしょう。

機能1：独自ドメインでの短縮URL作成（ブランディング効果）

Pretty Linksの最も基本的かつ強力な機能が、あなたのサイトの独自ドメイン（例: yourdomain.com）を使った短縮URLを作成できる点です。

例えば、特定の商品を紹介するアフィリエイトリンクが https://shop.example.com/affiliate/product?id=12345&aid=abcde のように長くて複雑だったとしても、Pretty Linksを使えば https://yourdomain.com/go/item-a や https://yourdomain.com/recommend/special-offer といった、短く、覚えやすく、そして何より信頼感のあるURLに変換できます。

【メリット】

• 信頼性の向上: 見慣れないドメインの短縮URLよりも、自分のサイトドメインが表示される方が、ユーザーは安心してクリックしやすくなります。
• ブランディング: URL自体があなたのサイトやブランドの一部となり、認知度向上に貢献します。
• 管理の容易さ: どんなリンクかURLから推測しやすくなり、管理がしやすくなります。

どんなに長いURLでも、あなたのサイトに合った分かりやすいURLを自由に設定できるのが、この機能の大きな魅力です。

機能2：高機能なクリック数・情報計測

作成した短縮URLがどれだけクリックされたかを計測できるのはもちろん、Pretty Linksはさらに詳細な情報まで記録してくれます。

【計測できる主な情報】

• クリック数: そのリンクがクリックされた総回数。
• ユニーククリック数: 重複を除いた、実際にクリックしたユーザー数に近い指標。
• タイムスタンプ: いつクリックされたかの日時（年月日、時分秒）。
• IPアドレス: クリックしたユーザーのIPアドレス。
• リファラ（参照元）: どのページのリンクからクリックされたか、またはどの外部サイトから来たか。
• ユーザーエージェント: 使用されたブラウザやOSなどの情報。

これらの詳細なデータにより、「どの時間帯にクリックが多いか」「どの紹介記事からのクリックが多いか」「不正なクリックがないか」などを分析することが可能になります。

単なるカウンター機能ではなく、マーケティング分析ツールとしての側面も持っているのです。

機能3：クリック元のページ（リファラ）やクリック箇所（リンク）の特定

クリック計測機能の中でも特に重要なのが、「どこからクリックされたか（リファラ情報）」と「どの短縮リンクがクリックされたか」を特定できる点です。

例えば、あなたがサイト内の複数の記事で同じ商品を紹介していたとします。

Pretty Linksを使えば、商品Aへの短縮リンク（例: yourdomain.com/go/item-a）が、

• 記事Xからクリックされたのか？
• 記事Yからクリックされたのか？
• それともTwitterからの流入なのか？

といった参照元（リファラ）を正確に把握できます。

これにより、「どの記事が最も効果的に商品紹介に繋がっているか」が明確になり、コンテンツ改善の具体的な方針を立てるのに役立ちます。

また、1つの記事内に複数の異なるリンク（例：商品Aへのリンク、商品Bへのリンク、関連記事へのリンクなど）を設置している場合も、それぞれのPretty Link（短縮URL）ごとにクリック数が計測されるため、「どのリンクが最も注目されているか」「クリックされていないリンクはどれか」を簡単に特定できます。

これは、記事内の導線改善やA/Bテストを行う上で非常に価値のある情報となります。

（補足）無料版と有料版（Pretty Links Pro）の主な違い

Pretty Linksには無料版と有料版（Pro版）があります。

基本的な短縮URL作成やクリック計測は無料版でも十分可能ですが、より高度な機能が必要な場合はPro版へのアップグレードを検討すると良いでしょう。

【無料版でできること（主な機能）】

• 独自ドメイン短縮URLの作成・管理
• リダイレクトタイプ選択（301, 307など）
• 基本的なクリック計測（クリック数、ユニーク数、日時、IP、リファラなど）
• リンクへの nofollow, sponsored 属性付与
• リンクのグループ分け

【有料版（Pro）で追加される主な機能例】

• 高度なリダイレクト: キーワードに基づいたURLへの自動リンク、地理的位置（国・地域）やデバイス（PC/スマホ）、ユーザーのログイン状態などに基づいた条件付きリダイレクト。
• リンクの有効期限設定: キャンペーン期間などに合わせて、リンクが有効な期間を設定。
• 詳細なレポート機能: よりグラフィカルで見やすいレポート画面。
• Google Analytics連携強化: クリックイベントをGoogle Analyticsに送信。
• サーバーサイドリダイレクト: より高速でSEOに有利なリダイレクト方式の選択肢。
• A/Bテスト（スプリットテスト）: 複数のリンク先URLを設定し、効果を比較テスト。
• その他: XMLサイトマップへの自動追加、インポート/エクスポート機能強化など。

【Pro版がおすすめな人】

• 本格的にアフィリエイトマーケティングに取り組んでいる方
• 詳細なデータ分析に基づいてサイト運営を最適化したいマーケター
• 特定の条件下でリダイレクト先を動的に変更したい方
• キャンペーンなどでリンクの有効期限管理が必要な方

まずは無料版から試してみて、必要に応じてPro版の導入を検討するのがおすすめです。

無料版でも、この記事で紹介する機能の多くを活用できます。

こんな使い方も！Pretty Linksの具体的な活用シーンと応用テクニック

Pretty Linksの基本的な機能やメリットはご理解いただけたでしょうか？

ここからは、その機能を実際のサイト運営の様々な場面でどのように活かせるのか、具体的な活用シーンと少し応用的なテクニックをご紹介します。

あなたのサイト運営のヒントがきっと見つかるはずです。

アフィリエイトリンクの効果測定とリンククローキング

アフィリエイトに取り組んでいる方にとって、Pretty Linksは非常に強力なツールです。

• 見た目の改善と信頼性向上: まず、長くて複雑なアフィリエイトリンクを、https://yourdomain.com/go/product-a のような、あなたのサイトドメインを含んだ短く分かりやすいURLに変換（クローキング）できます。これにより、リンクの見た目がスッキリし、ユーザーに与える怪しさや警戒感を軽減してクリック率の向上が期待できます。

• 詳細な効果測定: さらに一歩進んで、どの記事やどの誘導方法が成果に繋がりやすいかを分析するためにPretty Linksを活用できます。例えば、同じ商品Aを紹介する場合でも、

  • レビュー記事A用に: https://yourdomain.com/go/product-a-review
  • 比較記事B用に: https://yourdomain.com/go/product-a-compare
  • メルマガ配信用に: https://yourdomain.com/go/product-a-mail のように、流入経路ごとに異なる短縮URLを作成します。これにより、Pretty Linksのクリックレポートを見れば、「どの記事（またはメルマガ）経由のクリックが多いか」が一目瞭然になります。成約データと組み合わせることで、より効果的なコンテンツ戦略を立てることが可能です。
  • 注意点: 繰り返しになりますが、アフィリエイトリンクの短縮や改変（クローキング）については、必ず利用しているASPの規約を確認してください。規約で禁止されている場合は、Pretty Linksでの短縮は避けましょう。

 SNS（Twitter, Facebookなど）での活用と注意点

X（旧Twitter）やFacebookなどのSNSで情報発信する際にも、Pretty Linksは役立ちます。

• 文字数制限対策とURLの見た目改善: 特にX（旧Twitter）のように文字数制限が厳しいプラットフォームでは、短いURLは非常に有効です。また、外部サービスの短縮URLよりも、独自ドメインのURLの方が、投稿を見たユーザーに安心感を与えやすくなります。

• SNS経由のアクセス効果測定: SNSでの投稿やプロフィール欄にPretty Linksで作成した短縮URL（例: yourdomain.com/sns/campaign）を設定しておけば、そのリンクがどれだけクリックされたかを計測できます。これにより、「どのSNSからの流入が効果的か」「特定のキャンペーン投稿がどれだけ注目されたか」などを具体的に把握でき、SNS戦略の改善に繋げられます。

• 注意点:

  • SNS、特にX（旧Twitter）では、短縮URLを含む投稿、特にアフィリエイトリンクと疑われるものを過度に繰り返すと、スパム行為とみなされアカウントが凍結されるリスクがあります。あくまで情報提供の一環として、自然な形で利用することが重要です。
  • 各SNSプラットフォームの利用規約も確認し、リンクの貼り方に関するルールを遵守しましょう。

メルマガでの効果測定

メールマガジン（メルマガ）を発行している場合、どのコンテンツが読者に響いているかを知ることは非常に重要です。

Pretty Linksはメルマガの効果測定にも活用できます。

• リンククリック率の計測: メルマガ本文内に記載するリンク（ブログ記事への誘導、商品紹介、セミナー案内など）をPretty Linksで作成した短縮URL（例: yourdomain.com/mail/article-123 や yourdomain.com/mail/offer-202504）に置き換えます。これにより、メルマガ配信後にPretty Linksのレポートを確認すれば、「どのリンクが」「何回」クリックされたかを正確に把握できます。HTMLメールだけでなく、テキストメールでも計測可能です。

• 読者の興味関心の分析: 複数のリンクをメルマガ内に設置した場合、それぞれのクリック数を比較することで、「読者がどのような情報に関心を持っているか」を分析する手がかりになります。反応の良いテーマや商品に関するコンテンツを増やすなど、メルマガの内容改善に役立ちます。

資料ダウンロードリンクの管理

ウェブサイト上でホワイトペーパーや調査レポート、無料テンプレートなどのPDF資料を提供している場合、そのダウンロードリンクの管理と効果測定にもPretty Linksが便利です。

• ダウンロード数の簡易計測: 資料の直接リンク（例: yourdomain.com/wp-content/uploads/document.pdf）をそのまま貼る代わりに、yourdomain.com/download/whitepaper-a のような短縮URLを作成し、サイト上に掲載します。この短縮URLのクリック数を計測することで、資料が何回ダウンロードされたかの目安を知ることができます。

• リンク管理の効率化: もし将来、資料ファイルを更新したり、保存場所を変更したりする必要が出た場合でも、サイト上のリンク表示（短縮URL）は変更せずに、Pretty Linksの管理画面で転送先のURL（Target URL）を変更するだけで済みます。これにより、リンク切れを防ぎ、メンテナンスの手間を大幅に削減できます。

オフライン施策（チラシ、名刺）用QRコードとの連携

Pretty Linksはオンラインだけでなく、オフラインでの施策にも応用できます。

• 印刷物に適した短縮URL: チラシ、パンフレット、名刺などにウェブサイトへのリンクを載せたい場合、長いURLは見た目も悪く、手入力も大変です。yourdomain.com/event や yourdomain.com/contact のような、短くて覚えやすい、または入力しやすい短縮URLをPretty Linksで作成し、印刷物に記載しましょう。

• QRコードと組み合わせた効果測定: 作成した短縮URLを使ってQRコードを生成し、印刷物に掲載します。ユーザーがQRコードを読み取ると、設定した短縮URLにアクセスすることになります。Pretty Links側ではそのクリック（アクセス）が計測されるため、「チラシから何件のアクセスがあったか」「名刺交換後にサイトを見てくれた人はどれくらいいるか」といった、オフライン施策の効果を測定することが可能になります。イベントごとに異なる短縮URLやQRコードを用意すれば、どの施策が効果的だったかを比較することも容易です。

このように、Pretty Linksはアイデア次第で様々な場面に応用できる非常に便利なプラグインです。

ぜひあなたのサイト運営にも取り入れて、効率化や効果測定に役立ててください。

困ったときのQ&A・トラブルシューティング

Pretty Linksは非常に安定していて使いやすいプラグインですが、WordPressの環境（他のプラグインやテーマ、サーバー設定など）によっては、予期せぬ問題が発生することもあります。

ここでは、Pretty Links利用時によくある質問やトラブルとその解決策をQ&A形式でまとめました。

困ったときの参考にしてください。

Q. 作成した短縮URLが正しくリダイレクトされません…

せっかく作成した短縮URLをクリックしても、目的のページに飛ばない、または404エラー（ページが見つかりません）などが表示される場合のチェックポイントです。

A. 以下の点を確認してみてください。

1. Target URL（転送先URL）は正しいですか？

   • Pretty Linkの編集画面で「Target URL」に入力したURLが間違っている可能性があります。タイプミスがないか、http:// と https:// が正しいか、URLが存在するかなどを再確認しましょう。
   • 対処法: 正しいURLをブラウザのアドレスバーからコピーし、再度Target URLにペーストして保存してみてください。

2. WordPressのパーマリンク設定は「基本」以外になっていますか？

   • Pretty Linksは、WordPressのパーマリンク設定がデフォルトの「基本」（URLが /?p=123 のような形式）になっていると正常に動作しません。
   • 対処法: WordPress管理画面の「設定」>「パーマリンク設定」を開き、「投稿名」や「カスタム構造」（例: /%category%/%postname%/）など、「基本」以外の設定を選択して「変更を保存」してください。（※パーマリンク設定の詳細は[内部リンク：パーマリンク設定の解説箇所へ]を参照）

3. キャッシュが残っていませんか？

   • ブラウザのキャッシュや、WordPressに導入しているキャッシュ系プラグイン、サーバー側のキャッシュ機能などが古い情報を記憶していて、変更が反映されていない可能性があります。
   • 対処法: まずはお使いのブラウザのキャッシュをクリアしてみてください（スーパーリロード：WindowsならCtrl+F5、MacならCmd+Shift+R）。それでも駄目な場合は、キャッシュ系プラグイン（W3 Total Cache, WP Super Cacheなど）のキャッシュ削除機能を実行したり、サーバー側でキャッシュ機能（例: Varnish, Nginxキャッシュなど）を利用している場合はそちらもクリアしたりしてみてください。

4. 他のプラグインやテーマと競合していませんか？

   • まれに、他のプラグイン（特にリダイレクト関連やセキュリティ関連）やテーマとの相性問題で、リダイレクトが妨げられることがあります。
   • 対処法: 一時的に他のプラグインをすべて無効化してみる、テーマをWordPress標準のもの（Twenty Twenty-Fourなど）に変更してみる、といった手順で問題が解消するか確認します。もしこれでリダイレクトされるようになったら、一つずつプラグインを有効化していく、または元のテーマに戻す、といった作業で原因となっているものを特定します。

Q. クリック数が計測されていない（カウントが増えない）ようです…

短縮URLは機能しているのに、Pretty Linksのレポート画面でクリック数がカウントされない場合のチェックポイントです。

A. 以下の点を確認してみてください。

1. クリック計測（Tracking）が有効になっていますか？

   • Pretty Linkを作成または編集する際に、トラッキング設定を有効にする必要があります。
   • 対処法: 対象のPretty Linkの編集画面を開き、「Advanced Options」（または「Pro Options」）>「Tracking」の項目で「Tracking Enabled」（または類似のチェックボックス）にチェックが入っているか確認してください。もしチェックがなければ、チェックを入れて保存します。

2. 自分自身のアクセスを除外していませんか？

   • Pretty Linksには、ログイン中のユーザーや特定のIPアドレスからのクリックを計測対象から除外する機能があります。自分でテストクリックしてもカウントされない場合は、この設定が原因かもしれません。
   • 対処法: WordPress管理画面の「Pretty Links」>「Options」>「Tracking」タブ（または類似の場所）を開き、「Exclude IP Addresses」に自分のIPアドレスが登録されていないか、「Track Logged In Users」のチェックが外れていないかなどを確認します。テスト中は一時的に除外設定を解除するか、別のネットワーク環境（スマホのテザリングなど）やブラウザのシークレットモードを使ってアクセスしてみてください。

3. キャッシュの影響はありませんか？

   • リダイレクトの問題と同様、キャッシュが原因でクリック計測用のスクリプトが正しく読み込まれていない可能性があります。
   • 対処法: ブラウザやプラグイン、サーバーのキャッシュをクリアしてみてください。

4. JavaScriptエラーが発生していませんか？

   • 他のプラグインやテーマが出力するJavaScriptコードにエラーがあると、Pretty Linksのクリック計測スクリプトが正常に動作しないことがあります。
   • 対処法: ブラウザの開発者ツールを開き、「コンソール」タブに何かエラーメッセージが表示されていないか確認します。もしエラーがあれば、その内容から原因となっているプラグインやテーマを特定し、対処する必要があります。（※開発者ツールの使い方はお使いのブラウザ名＋「開発者ツール コンソール」などで検索してみてください）

Q. 設定項目が多くて、どれをどう設定すればいいか分かりません…

Pretty Linkの編集画面には様々なオプションがありますが、すべてを最初から理解する必要はありません。

A. まずは基本的な項目だけ設定すればOKです！

短縮URLを作成する上で最低限必要なのは、以下の項目です。

• Target URL: 転送させたい本来のURL。
• Pretty Link: 希望する短縮URLのパス（例: yourdomain.com/ の後ろの部分）。
• Title: 管理画面で分かりやすいように付ける名前。

これだけでも短縮URLは作成できます。クリック計測をしたい場合は、

• Redirection: 通常は「307 (Temporary)」を選択。
• Tracking: 「Tracking Enabled」にチェックを入れる。

を追加で設定しましょう。

「Group」での整理や、「nofollow」属性の付与、「Parameter Forwarding」などの高度な設定は、必要になったタイミングで調べて設定すれば問題ありません。

各項目の詳しい説明は[内部リンク：設定項目の解説箇所へ]を参考にしてください。

Q. 他のWordPressプラグインと干渉（コンフリクト）しないか心配です…

プラグインを追加する際のよくある心配事ですね。

A. 多くの場合、問題なく動作しますが、可能性はゼロではありません。

Pretty Linksは多くのプラグインと共存できるように設計されていますが、特に以下のようなプラグインとは機能が重複したり、干渉したりする可能性が考えられます。

• 他のリダイレクト管理プラグイン: (例: Redirection, Simple 301 Redirects) 同じURLに対して異なるリダイレクトルールを設定してしまうと、意図しない動作をする可能性があります。
• URL構造に影響を与えるプラグイン: (例: 一部のSEOプラグインの高度な設定、カスタム投稿タイプやタクソノミーのURLを変更するプラグイン)
• 一部のセキュリティプラグイン: URLへのアクセスを制限したり、リダイレクトの動作を変更したりする機能がある場合。

【基本的な対処法】

• もしPretty Linksを導入してからサイトの動作がおかしくなった場合は、一度Pretty Linksを無効化して問題が解消するか確認します。
• 解消する場合は、他のプラグインを一つずつ無効化していき、どのプラグインとの組み合わせで問題が起きるかを特定します（プラグイン競合の基本的な切り分け方法です）。
• 可能であれば、本番サイトに導入する前に、テスト環境（ステージング環境）で他のプラグインとの相性を確認するのが最も安全です。

通常は心配しすぎる必要はありませんが、何か問題が起きた場合は、これらの点を確認してみてください。

まとめ：Pretty Linksを最大限活用してサイト運営を効率化しよう

今回は、WordPressプラグイン「Pretty Links」を使って、独自ドメインの短縮URLを作成・管理し、さらにクリック分析を行う方法を詳しく解説しました。

Pretty Linksを導入すれば、URLの見た目を良くして信頼性を高めるだけでなく、サイト内の重要なリンクを一元管理し、その効果を正確に測定できます。

アフィリエイト、SNS連携、メルマガ、資料配布など、活用シーンは多岐にわたります。

クリックデータという確かな根拠に基づき、コンテンツや導線を改善していくことで、あなたのサイトはもっと読者に愛され、目標達成に近づくはずです。難しく考える必要はありません。

さあ、まずは無料版のPretty Linksをインストールして、最初の短縮URLを作成してみませんか？

きっと、あなたのサイト運営の強力な武器になるはずです。